ブログSP 世界の王さんに会いました
お天気の良い日は、よくお墓参りに行きます。
お墓参りというと、思い出すのが、
両親のお墓参りに行ったときのことです。
夫婦二人でお墓に手を合わせ、ふと、左方面を見ると、
背の高い体格のガッシリとした方が、
やはり、お墓に手を合わせておられました。
あれと思って目を凝らすと、いつもお墓に来るたびに、
気になっていた、「王家」というお墓のところで、
その方は、手を合わせ黙祷をなさっていました。
もしやと思って、何気ない様子で、
その大きなお墓に近づいていくと、
テレビなどで、よく見知った、
あの野球の世界の王さんがおられたのです。
どうしようか、と迷ったのですが、
意を決し、王さんがお参りを終わられるのを、
お墓の左後ろ、数メートル離れたところで、
お待ちすることにしました。
お参りが、終わられるのを待って、
大変、ぶしつけだったのですが、声をかけさせていただきました。
「あのう…、野球の王さんでしょうか。」
王さんは、私のほうを見てから、
「ちょっと、待って下さい」と言われ、箒や柄杓などを、
元のあった場所に戻され、「何でしょうか」と言われました。
「私も家内も、小さいときから、王さんの大ファンでして、
サインをいただけないでしょうか」と図々しくお願いしたところ、
王さんは、「いいですよ」と、私の差し出した名刺の裏に、
スラスラとサインをして下さいました。
そして、「これでいいですか」とにこやかに言われ、
私達が後ろ姿を見送る中、颯爽と、
レクサスを運転し走り去っていかれました。
ほんの数分の出来事でしたが、
世界のスターとはこういうものかという、
鮮烈、荘厳な印象を与えて下さいました。
このサイン入りの私の名刺は、
以後、我が家の「家宝」になっています。
お墓の話をしましたので、お墓に関する相続の豆知識です。
相続において、お墓や、位牌、仏壇などの祭祀(さいし)財産は、
相続の対象にはなりません。
被相続人(死者)の遺言や、
相続人間の合意などによって受け継がれることになります。
相続分には関係がないですし、もし相続放棄をしても、
お墓などの祭祀財産を受け継ぐことは可能です。