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行政書士山口のブログ2 山間の温泉にて

山間の温泉にて


 正月、家族で、山間の温泉に行ってきました。
 
 お湯が、ほんの少しですが、ぬめっとしており、
また、薄く白みがかっていて、
いかにも風流な源泉の天然温泉という感じでした。
 
 温泉の建物の前では、臼と杵で、
餅つきの実演をしており、へっぴり腰でしたが、
実際に、餅つきをさせてもらいました。
 
 杵というのは、結構、重いものだなあと思いました。
 
 その後、
つきあがった餅に、あんや、きな粉をつけて、
食べさせてもらいましたが、
おいしさもひとしおでした。
 
 建物の広間には、多くの人がおり、
談笑し、のんびり、という感じでした。
 
 横に座っていた、中年の方が
身内の方の遺言の話をしていましたが、
遺言というと、こういう案件がありました。
 
 世話になった同居の家族のため、
遺言を書くには書いたのですが、
相続物件を明確に特定していないほか、
遺言書を入れた、封をしていない封筒には、
自分の名前を書き、
その周りに何重にも印鑑を押したものの、
肝心の遺言書には
印鑑の押印がなかったという事案です。
 
 遺言は、ご本人が亡くなってから
効力を生じるものであるため、
法的に厳格な要件が必要とされます。
 
 特に、自分で書く自筆証書遺言は、
この案件の方のように、手持ちの用紙ではなく、
市販のキットのようなものを使って
作成したものでも、
念には念を入れて、専門家に
チェックしてもらった方が安心でしょう。
 
 これにより、法的に確実で、
問題のない状態にすることができます。